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花組トップスター 明日海りおさん退団

花組トップスター 明日海りおさんが11月24日をもって退団されました。

 

 

私が宝塚歌劇を観劇してみたいな、と思うきっかけの方だったので思い入れも強く、退団が発表された日から絶対に最後の公演は観劇したいと思っていました。

 

幸運にも友の会で宝塚大劇場のSS席をあて、最後の公演を素晴らしい席で観劇することができ、東京宝塚劇場千秋楽もライブビューイングですが観ることが叶いました。

 

退団日の11月24日は地元の映画館で最後の舞台を観劇しました。

2シアター貸切で、私のシアターでは満席でした。

 

飛行機に乗らないと、東京宝塚劇場にも、宝塚大劇場にも行けない地域なので、こんなにも宝塚ファンがいるんだ!ということに驚きました。(こんなにいるはずなのに、どうして私の周りに宝塚ファンはいないのか……。)

 

ライブビューイングでの観客数は7万人とのことで、東京宝塚劇場の1年間分のお客様が明日海さんのタカラジェンヌ最後の瞬間を見ていたことになるそうです。

 

それぐらい、明日海さんは宝塚歌劇を代表するスターさんで、ファンの方に愛されていたんだと改めて明日海さんの凄さを感じました。

 

どんな内容かわからない公演(宝塚は結構斜め上な感じの公演もある……)でも、明日海さんが出演されるなら大丈夫、満足できる、と思える方でした。

 

 

9月に宝塚大劇場で1度観劇していたので、劇のあらすじは頭にはいっており、とても楽しめました。

宝塚大劇場で観劇したとき以上に、物語の深みを感じ、脚本は同じはずなのに与える印象がこんなにも違うのか、と舞台の進化を感じました。

 

また、花組の組子のみなさんの明日海さんをはじめ、4人の娘役さんを送り出すぞ!という気合い、迫力を目にしてとても感動しました!

 

 

明日海さんのサヨナラショーも素敵で、お披露目公演のエリザベートから新源氏物語ポーの一族、カサノヴァ等、様々な公演の楽曲を歌ってくださって明日海さんがトップとして過ごした歴史を感じました。

 

私はカリスタの海に抱かれてが宝塚初観劇だったので、オリーブ薫る島を聞いた瞬間、初めて宝塚を観劇した日を思い出し、

 

ああ、本当に辞めてしまうのか。

もう舞台で、タカラジェンヌの明日海りお、男役の明日海りおを観ることはできないのかと思い、涙腺崩壊しました……。

 

それから1週間が経ちましたが、ただ今、絶賛みりお(明日海さんの愛称)ロス真っ最中です。

 

 

私が明日海さんが好きな理由は容姿の美しさもありますが、最も尊敬しているのは心です。

 

最後の挨拶で、明日海さんがおっしゃった言葉

 

宝塚に全てを捧げました。

男役として生きることに自分自身をかけてきました。

 

が真実で、明日海さんはいつも全力で舞台に取り組まれてきました。

 

現状に満足せず、常に向上心を持ち、ストイックにお稽古に臨む姿。

 

宝塚歌劇に青春を捧げたため、叶わなかったこと、我慢したこともたくさんあったと思います。

 

その苦労、悩みを見せることなく、舞台に真摯に取り組み、より良い舞台を私たち観客に提供してくれる。

 

今、思えば本当に幸せでした。

 

 

 

絶賛みりおロスで、明日海さんの現在、そしてこれからが気になりすぎている私ですが、明日海さんがどんな選択をしようとも(たとえ、一般人に戻り、社会にとけこんでしまっても)明日海さんが幸せでいてくれれば、それだけでいいかなと思っています。

 

 

明日海さんには、舞台を通して、たくさんの幸せと勇気をもらったこと、明日海さんが頑張る姿に私も頑張ろうと思えるパワーを頂いたことに感謝しかありません。