日々是好日

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花組 A Fairy Tale -青い薔薇の精-/シャルム!感想

 

ミュージカル レ・ミゼラブル観劇から数週間が経ちました。

私、完全にロスに陥っています。

少しでも、このロスを解消するために 永山篤一訳のレ・ミゼラブルを買いました。

 

 

レ・ミゼラブル (下) (角川文庫)

レ・ミゼラブル (下) (角川文庫)

 
レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)

レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)

 

 しかし、まだロスが抜けないので、

これから、映画 レ・ミゼラブルと25周年記念レ・ミゼラブルコンサートのDVDを買うつもりです。

 

 

 

私が初めて観たレ・ミゼラブル

WOWWOWで放送されていた25周年コンサートなので、このコンサートのDVDがあると知ってかなり嬉しかったです。

初めて見たときの感動をまた味わえるなんて……

 

コンサートの最後に初演メンバーが集まって、楽曲を歌う姿が本当に感動的でした。

 

これを観た当時、「絶対大人になったらレ・ミゼラブルを観劇するんだ」と思っていたのですが、それから早10年ようやく観ることができました。

そして、その深い沼に足をつっこもうとしている最中です。(レ・ミゼラブルを追って遠征してしまう人の気持ちが本当にわかります。)

 

と、レ・ミゼラブルについてはここまでにして

先日、宝塚歌劇団 花組 A Fairy Tale -青い薔薇の精-/シャルム!を観劇してきたのでその感想を先に綴りたいと思います。

 

この公演は花組トップスター 明日海りおさんの退団公演です。

退団が発表されてから、退団公演は絶対観に行こうと思っていました。

(観に行かなかったら、絶対後悔する……とわかっていたので)


今年の運を使い果たし、宝塚友の会先行抽選でSS席を引き当てたので
美しい明日海さんを肉眼で焼き付けられる貴重な席で観劇させて頂きました。

 

観劇の感想として、まず一言

本当に明日海りおさんは美しい。

それに尽きます。

 

 

ミュージカル A Fairy Tale -青い薔薇の精-

 

退団作品で青い薔薇の精を演じる明日海さんが見たかったか、と問われると私は「いいえ」と答えます。

ですが、この作品は明日海さんだからこそできた作品だと思います。

誰にもできない役で退団するのは、退団公演としてふさわしいのかもしれない、と観劇した今なら思えます。

 

舞台は産業革命時のイギリス、ヴィッカーズ商会で働く植物学者のハーヴィー(柚香光)が荒れ果てた庭の再生のため、同僚たちとその庭へ向かうところから物語は始まります。

 

その庭へ向かう途中、ハーヴィーは深い霧に包まれ、青いバラが咲き誇る妖精たちが住む庭にたどり着きます。そして、青い薔薇の精 エリュ(明日海りお)に出会います。

 

エリュはとある罪により、白い薔薇の精から青い薔薇の精へ姿を変えられ、仲間の妖精たちとともに本来の妖精の住む世界ではなく、霧の世界で生きることになります。

この呪いを解くために、ある女性を探してほしいとハーヴィーに頼みます。

 

 

明日海さんは青い薔薇の精 エリュを人間すぎず、妖精すぎずとても絶妙なラインで演じられていました。

妖精ということで、人間味からかけ離れた演技だと、物語に没入しにくいな、と思っていたのですが人間ではないけれど人間に近い、でも人間ではない妖精をうまく演じられていたと思います。(明日海さんは人間ではないものを演じるのがうまいと思います。)

 

全身青づくめの個性的な衣装も着こなしていらっしゃって、さすがの一言でした!

でも、やっぱり明日海さんは白い薔薇の精の真っ白な衣装が一番似合うと思います。

 

ハーヴィーを演じた柚香光さんは等身大の青年ということもあり、とても似合っていました。

そしてかっこよかったです。

明日海さんからトップを引き継がれますが、これからどんな作品を主役として演じられていくのか楽しみです。

 

今回の公演でトップ娘役になった華優希さん。

少女のときの演技より、結婚してから苦難に耐える姿のほうが魅力的に感じました。

年を重ねた演技がとても 上手な方なんだなあ、と感じました。

 

 

他にも明日海さんとともに退団する城妃美伶さんが素敵でした。

個人的に印象に残ったのは帆純まひろさんが演じるマシューと乙羽映見さんの女神デーヴァ。

乙羽さんも今回退団ということで本当に残念です。

 

 

 

ショー『シャルム!』は楽しかったです。(ただ正直、美しすぎて記憶が少しとんでおり、詳しく感想を語れる自信がありません。)

初めにフルフル演じる華さんがマンホールを開けて登場するのがかわいらしくて……♡

華さんが観客を地下都市へ案内してくれるかんじがしてよかったです。

 

そして現れるシャルムの明日海さん。

華やかで美しかったです。

組子の黒い羽の扇子が集まった大きな羽を背負う孔雀の紳士Sの明日海さんが素敵でした。

宝塚幻想曲の白い羽を背負うシーンと対比して黒だったのかな?と勝手に思っています。

 

 

個人的に劇よりも、みたかった明日海さんを観れた気がします。

 

 

私はショーの中詰が大好きなのですが、シャルム!の中詰もとても素敵でした。

大人っぽくて、かつ「これぞ宝塚!」と感じる中詰で楽しかったです。

席が近かったので、キラキラしたタカラジェンヌの視線を浴びている感覚に陥りました。

(また、娘役のドレスがとても素敵でした。またこのドレスをショーで観たいなと思いました。)

 

その他にも素敵な場面はたくさんありました。

例えば、明日海さんが途中銀橋から降りて客席へ投げかけるアドリブ。

明日海さんらしくゆるふわで、なごみました。

 

 そして男役の黒燕尾。

最後に明日海さんの黒燕尾を観ることができて本当に幸せでした。

 

 

 

先日、宝塚大劇場公演は無事に千秋楽を迎えられました。

東京公演初日まで、花組の皆様がゆっくり体を休められたらいいなと思います。

 

また、明日海さんの残りわずかのタカラジェンヌとしての生活が幸せであること、そしてこれからの活躍を一人のファンとして祈っています。