花組トップスター 明日海りおさん退団
花組トップスター 明日海りおさんが11月24日をもって退団されました。
私が宝塚歌劇を観劇してみたいな、と思うきっかけの方だったので思い入れも強く、退団が発表された日から絶対に最後の公演は観劇したいと思っていました。
幸運にも友の会で宝塚大劇場のSS席をあて、最後の公演を素晴らしい席で観劇することができ、東京宝塚劇場千秋楽もライブビューイングですが観ることが叶いました。
退団日の11月24日は地元の映画館で最後の舞台を観劇しました。
2シアター貸切で、私のシアターでは満席でした。
飛行機に乗らないと、東京宝塚劇場にも、宝塚大劇場にも行けない地域なので、こんなにも宝塚ファンがいるんだ!ということに驚きました。(こんなにいるはずなのに、どうして私の周りに宝塚ファンはいないのか……。)
ライブビューイングでの観客数は7万人とのことで、東京宝塚劇場の1年間分のお客様が明日海さんのタカラジェンヌ最後の瞬間を見ていたことになるそうです。
それぐらい、明日海さんは宝塚歌劇を代表するスターさんで、ファンの方に愛されていたんだと改めて明日海さんの凄さを感じました。
どんな内容かわからない公演(宝塚は結構斜め上な感じの公演もある……)でも、明日海さんが出演されるなら大丈夫、満足できる、と思える方でした。
9月に宝塚大劇場で1度観劇していたので、劇のあらすじは頭にはいっており、とても楽しめました。
宝塚大劇場で観劇したとき以上に、物語の深みを感じ、脚本は同じはずなのに与える印象がこんなにも違うのか、と舞台の進化を感じました。
また、花組の組子のみなさんの明日海さんをはじめ、4人の娘役さんを送り出すぞ!という気合い、迫力を目にしてとても感動しました!
明日海さんのサヨナラショーも素敵で、お披露目公演のエリザベートから新源氏物語、ポーの一族、カサノヴァ等、様々な公演の楽曲を歌ってくださって明日海さんがトップとして過ごした歴史を感じました。
私はカリスタの海に抱かれてが宝塚初観劇だったので、オリーブ薫る島を聞いた瞬間、初めて宝塚を観劇した日を思い出し、
ああ、本当に辞めてしまうのか。
もう舞台で、タカラジェンヌの明日海りお、男役の明日海りおを観ることはできないのかと思い、涙腺崩壊しました……。
それから1週間が経ちましたが、ただ今、絶賛みりお(明日海さんの愛称)ロス真っ最中です。
私が明日海さんが好きな理由は容姿の美しさもありますが、最も尊敬しているのは心です。
最後の挨拶で、明日海さんがおっしゃった言葉
宝塚に全てを捧げました。
男役として生きることに自分自身をかけてきました。
が真実で、明日海さんはいつも全力で舞台に取り組まれてきました。
現状に満足せず、常に向上心を持ち、ストイックにお稽古に臨む姿。
宝塚歌劇に青春を捧げたため、叶わなかったこと、我慢したこともたくさんあったと思います。
その苦労、悩みを見せることなく、舞台に真摯に取り組み、より良い舞台を私たち観客に提供してくれる。
今、思えば本当に幸せでした。
絶賛みりおロスで、明日海さんの現在、そしてこれからが気になりすぎている私ですが、明日海さんがどんな選択をしようとも(たとえ、一般人に戻り、社会にとけこんでしまっても)明日海さんが幸せでいてくれれば、それだけでいいかなと思っています。
明日海さんには、舞台を通して、たくさんの幸せと勇気をもらったこと、明日海さんが頑張る姿に私も頑張ろうと思えるパワーを頂いたことに感謝しかありません。
花組 A Fairy Tale -青い薔薇の精-/シャルム!感想
ミュージカル レ・ミゼラブル観劇から数週間が経ちました。
私、完全にロスに陥っています。
少しでも、このロスを解消するために 永山篤一訳のレ・ミゼラブルを買いました。
しかし、まだロスが抜けないので、
これから、映画 レ・ミゼラブルと25周年記念レ・ミゼラブルコンサートのDVDを買うつもりです。
私が初めて観たレ・ミゼラブルは
WOWWOWで放送されていた25周年コンサートなので、このコンサートのDVDがあると知ってかなり嬉しかったです。
初めて見たときの感動をまた味わえるなんて……
コンサートの最後に初演メンバーが集まって、楽曲を歌う姿が本当に感動的でした。
これを観た当時、「絶対大人になったらレ・ミゼラブルを観劇するんだ」と思っていたのですが、それから早10年ようやく観ることができました。
そして、その深い沼に足をつっこもうとしている最中です。(レ・ミゼラブルを追って遠征してしまう人の気持ちが本当にわかります。)
と、レ・ミゼラブルについてはここまでにして
先日、宝塚歌劇団 花組 A Fairy Tale -青い薔薇の精-/シャルム!を観劇してきたのでその感想を先に綴りたいと思います。
この公演は花組トップスター 明日海りおさんの退団公演です。
退団が発表されてから、退団公演は絶対観に行こうと思っていました。
(観に行かなかったら、絶対後悔する……とわかっていたので)
今年の運を使い果たし、宝塚友の会先行抽選でSS席を引き当てたので
美しい明日海さんを肉眼で焼き付けられる貴重な席で観劇させて頂きました。
観劇の感想として、まず一言
本当に明日海りおさんは美しい。
それに尽きます。
ミュージカル A Fairy Tale -青い薔薇の精-
退団作品で青い薔薇の精を演じる明日海さんが見たかったか、と問われると私は「いいえ」と答えます。
ですが、この作品は明日海さんだからこそできた作品だと思います。
誰にもできない役で退団するのは、退団公演としてふさわしいのかもしれない、と観劇した今なら思えます。
舞台は産業革命時のイギリス、ヴィッカーズ商会で働く植物学者のハーヴィー(柚香光)が荒れ果てた庭の再生のため、同僚たちとその庭へ向かうところから物語は始まります。
その庭へ向かう途中、ハーヴィーは深い霧に包まれ、青いバラが咲き誇る妖精たちが住む庭にたどり着きます。そして、青い薔薇の精 エリュ(明日海りお)に出会います。
エリュはとある罪により、白い薔薇の精から青い薔薇の精へ姿を変えられ、仲間の妖精たちとともに本来の妖精の住む世界ではなく、霧の世界で生きることになります。
この呪いを解くために、ある女性を探してほしいとハーヴィーに頼みます。
明日海さんは青い薔薇の精 エリュを人間すぎず、妖精すぎずとても絶妙なラインで演じられていました。
妖精ということで、人間味からかけ離れた演技だと、物語に没入しにくいな、と思っていたのですが人間ではないけれど人間に近い、でも人間ではない妖精をうまく演じられていたと思います。(明日海さんは人間ではないものを演じるのがうまいと思います。)
全身青づくめの個性的な衣装も着こなしていらっしゃって、さすがの一言でした!
でも、やっぱり明日海さんは白い薔薇の精の真っ白な衣装が一番似合うと思います。
ハーヴィーを演じた柚香光さんは等身大の青年ということもあり、とても似合っていました。
そしてかっこよかったです。
明日海さんからトップを引き継がれますが、これからどんな作品を主役として演じられていくのか楽しみです。
今回の公演でトップ娘役になった華優希さん。
少女のときの演技より、結婚してから苦難に耐える姿のほうが魅力的に感じました。
年を重ねた演技がとても 上手な方なんだなあ、と感じました。
他にも明日海さんとともに退団する城妃美伶さんが素敵でした。
個人的に印象に残ったのは帆純まひろさんが演じるマシューと乙羽映見さんの女神デーヴァ。
乙羽さんも今回退団ということで本当に残念です。
ショー『シャルム!』は楽しかったです。(ただ正直、美しすぎて記憶が少しとんでおり、詳しく感想を語れる自信がありません。)
初めにフルフル演じる華さんがマンホールを開けて登場するのがかわいらしくて……♡
華さんが観客を地下都市へ案内してくれるかんじがしてよかったです。
そして現れるシャルムの明日海さん。
華やかで美しかったです。
組子の黒い羽の扇子が集まった大きな羽を背負う孔雀の紳士Sの明日海さんが素敵でした。
宝塚幻想曲の白い羽を背負うシーンと対比して黒だったのかな?と勝手に思っています。
個人的に劇よりも、みたかった明日海さんを観れた気がします。
私はショーの中詰が大好きなのですが、シャルム!の中詰もとても素敵でした。
大人っぽくて、かつ「これぞ宝塚!」と感じる中詰で楽しかったです。
席が近かったので、キラキラしたタカラジェンヌの視線を浴びている感覚に陥りました。
(また、娘役のドレスがとても素敵でした。またこのドレスをショーで観たいなと思いました。)
その他にも素敵な場面はたくさんありました。
例えば、明日海さんが途中銀橋から降りて客席へ投げかけるアドリブ。
明日海さんらしくゆるふわで、なごみました。
そして男役の黒燕尾。
最後に明日海さんの黒燕尾を観ることができて本当に幸せでした。
先日、宝塚大劇場公演は無事に千秋楽を迎えられました。
東京公演初日まで、花組の皆様がゆっくり体を休められたらいいなと思います。
また、明日海さんの残りわずかのタカラジェンヌとしての生活が幸せであること、そしてこれからの活躍を一人のファンとして祈っています。
2019年の抱負
今週のお題「2019年の抱負」をテーマにブログを綴ります!
実は以前ブログで2018年を振り返って、簡単に2019年の抱負について書いたのですが、
今回は改めて2019年の抱負を考えてみたいと思います!
仕事について
・キャリアアップにつながる資格を取得する。
今のところ、学生時代から勉強していた「秘書検定」
仕事でExcelとWordを多く使うので「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」
の2つを受験したいな、と思っています。
プライベートについて
・自炊の回数を増やす。
料理が苦手なのと、自分しか食べないし……ということで調理が簡単な料理しかしてこなかったのですが、さすがにそろそろおいしい料理をつくってみたい。
2019年中に人におもてなしできるくらいの得意料理を1つつくるのが目標です。
・過ごしやすい部屋を作り上げる。
とりあえず、日用雑貨・整理整頓のグッズをそろえて、不必要なものを捨てる。
(本棚と小さな机が欲しいな、とネットショップをぐるぐる巡回中です)
自分の楽しみについて
・資生堂のメイクレッスンに行く。
ずっと行きたくてたまらない資生堂のメイクレッスン。
予約がとれなくて困っているのですが、今年こそパーソナルカラーとメイクについて学ぶコースを受講したい!!と意気込み中。
私はメイクが苦手です。
メイクをするのは楽しいのですが、これで合っているのか?カバーできているのか、濃くないか?と不安になります。
金額は高めですが、かなり丁寧に教えてくださるとのことで、これで自分の悩みが解決できるのなら安いものではと考えています。
観劇遠征を控えれば、これにプラスして化粧品もいろいろ買えるのですが、せっかく銀座でレッスンするなら観劇前とかに習いたいです!(わがまま)
ミュージカル観劇について
宝塚歌劇については今のところ、絶対観にいこうと決めているのは
クルンテープ(タイ)を舞台にしたショーなんて、滅多にないので絶対観たい。
公演解説の「神秘的なオリエンタルな雰囲気」「青い海と色鮮やかな花々」「エキゾチックなレビュー」の言葉に胸がときめきます。
タイということで、男役の女装祭りになりそうな気がするので、それも楽しみ♡♡
他に観たいのは帝国劇場のレ・ミゼラブル。
名作ですよね。
数年前に映画化されたこともあって、とても有名なミュージカルの一つですが、原作も素晴らしいのでぜひ!
(私は今のところあんなに涙を垂れ流しながら読んだのは島崎藤村の破戒とレ・ミゼラブルだけです。)
キャストも素晴らしい方ばかりで(トレンディエンジェルの斎藤司さんだけが異彩を放っていますが)、どの回を見ても迫力、満足感でいっぱいになると思います。
できれば良い席で観たいけれど、人気も高そうなので観れるだけ幸せだと思おう……。
チケットとるの頑張ります!
今年は観劇を控えたいな、と思うのですが達成はしないと思います……。
絶対観たいというカテゴリー以外なら
花組のカサノヴァも観たいし、宙組のオーシャンズ11も観たい。
花組のカサノヴァはトップ娘役 仙名彩世さんの退団公演ですし、演出家の生田先生初の一本もの(一幕二幕両方ミュージカル)なので興味があります。
映像で以前上演された花組のオーシャンズ11を観たのですが、本当に男役がかっこよくて素敵です。
何より小池修一郎先生が演出なので、「宝塚歌劇を1度観劇してみたいな……。」という方はぜひ行ってみてください。
とにかく舞台演出豪華だと思うので、楽しめると思います。
その他だと、オペラやバレエの舞台も観てみたいです。
実は今、1つについてはチケットを申し込んでいて無事取り次げたら見に行けそうです♡♡
今まで知らなかった世界に飛び込んでいく1年にしたいな、と思っています。
2018年観劇感想①~『THE LAST PARTY~S. Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』
今日はクリスマスですね。
クリスマスが過ぎたら、あっという間に年末、気づけば年を越しているんだろうなあ……。
時が経つのは早い。
今日は2018年に観劇したミュージカルの感想を綴るつもりです。
まだ綴っていない観劇 ミュージカルは以下の通り。
『凱旋門-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-』
『Gato Bonito!!~ガート・ボニート、美しい猫のような男~』
『THE LAST PARTY~S. Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』
『愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-』
感想を2018年中に綴り終えられるのか……。
怪しい。
とにかく、
今日は『THE LAST PARTY~S. Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』について感想を綴ってまいります。
私の場合、宝塚歌劇を観劇に行く=遠征となってしまうので、どうしても観に行きたい作品を選びに選んで観に行きます。(まあ、そもそもチケットが手に入ればですが)
せっかくの遠征なので、同時に同じ地域で公演しているミュージカル何作品か一緒に観に行けるように計画を立てているのですが、この『THE LAST PARTY~S. Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』が上演されると決まったとき、何が何でもこれだけはどんなスケジュールでも絶対観に行くと決めました。
というのも、大空祐飛さん主演の『THE LAST PARTY~S. Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』でどっぷり宝塚にはまったからです。
本当に大好きな作品です。(語りだしたらきりがない)
それを月城かなとさんが主演で再演すると決まったときは衝撃と嬉しさでごちゃまぜになり、速攻で職場から自宅に帰り、ぼーーーーーっとしていました。
実際に観劇して思ったことは
「月城さんが再演するTHE LAST PARTY~S. Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日を観れてよかった」
「この時期に宝塚にはまっていてよかった」ということ。
大空祐飛さんの主演の『THE LAST PARTY~S. Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』を舞台で観劇したかった……という気持ちばかり持っていたのですが、めぐりあわせで月城さん主演のこの作品を客席に座って、観劇できて本当よかったです。
羨ましがるばかりでなく、楽しめる今を大切にしないといけないな、と反省しました。
月城さんの主演の『THE LAST PARTY~S. Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』ですが、とにかく美しい、という言葉につきます。
どの場面も一つの絵に抜きとれるぐらい美しさでした。
個人的に成功と名声を得たスコットが妻 ゼルダがホテルで新婚生活を始めたシーンが希望にあふれていて、そして二人がお互いを愛し合っている様子がとても美しかったです。
お互いに笑いながら悪口?を言い合うシーン、シャツを投げるシーンは実際のスコット・フィッツジェラルドの作品『グレート・ギャツビー』のシーンにあったような気がします。
久しぶりに読み返したい。
- 作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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この舞台の面白いところはスコットの人生の頂点と人生のどん底が描かれているところかな、と思っています。
スコットが夢をつかみ、愛しているゼルダを妻にし、華やかな生活を過ごすところから転がり落ちていく様子。
ただ、この転がり落ちる途中でスコットは何かに気づく。
そこが演じられている演者の違いがでるところなのかな、と思います。
月城さんは美しい容姿を持っていますが、華やかというよりも落ち着いた印象があります。
そのため、ゼルダと酔狂な生活を送りつつも、しっかりとその生活について、自分でわかっている、考えているスコットのように思えました。
考えて選択した酔狂な生活が、ゼルダが自分から離れていくことによって本当に堕落的な生活になっていくように感じました。
また、娘 スコッティに対する父としての演技がとてもよかったです。
娘を愛する、そして娘に対して少し引け目を感じているそんな父親に思えました。
娘 スコッティを演じた菜々野ありちゃんがとてもキュートでよかったです。
複雑な家庭環境に育った、しっかりもので、お茶目な女の子に見えました。
ヒロインの海乃美月さんについてですが、本当に美しかったです。
幕が開けば、完全なフラッパーガール。
そして、スコットのミューズとなるのがわかる女性として演じられていたと思います。
ヒロインの配役が海乃さんに決まったとき、どちらかというと現在トップ娘役の美園さくらさんのほうがゼルダのイメージに合うと思っていたのですが、とてもよかったです。
スコットとの幸せなシーンも素敵でしたが、航空士官との恋やバレエの稽古の場面等、海乃さんは苦悩し、自立しようとする演技が素敵だなあと思いました。
生活のストレスから神経衰弱に陥り、統合失調症で入退院を繰り返すようになるゼルダになる前の最後のあがきがとても心苦しく、
「私だって……私だって」というセリフが胸に刺さりました。
月城さんと海乃さんをはじめ、多くの演者さんたちの熱演で(全然綴れなかったけれど暁さんのヘミングウェイもとてもよかった。)、
物語の最後のスコットとゼルダが二人で撮った写真がスクリーンに映ったのを見たら、心の中が何とも言えない切なさでいっぱいになりました。
本当に素敵な作品だったという言葉につきます。
いくつも素敵な場面、語りたい演技があるのですが、文章がしっちゃかめっちゃかになりそうなのでこの辺で。
こちらの感想も個人の感想、そして観劇から時間が経っているため事実とは異なる部分があるかもしれません。
その点ご容赦ください。
もしよければ、スコットが娘スコッティに宛てた手紙「気にすべきこと 気にしてはいけないこと 考えるべきこと」 を調べて、読んでいただけたらなあと思います。
私が初めてスコット・フィッツジェラルドを知った作品?です。
月組エリザベートを観劇して……
今日、とても驚いたニュースを目にしました。
ミュージカル エリザベートが映画化企画中。
かなり驚きました。
ミュージカルが好きな方にはとっても有名な作品ですが、これで『オペラ座の怪人』や『レ・ミゼラブル』のように誰もが知るミュージカル作品になるのか……。
本当に映画が公開されたら、さらにミュージカルのチケットがとれなくなりそうで、不安です……。
楽曲が素晴らしいこの作品。
映画にしても、満足感たっぷりの素晴らしい作品になると思うのですが、史実が基になっているミュージカルなのであまりイメージがわかないです。
そして、『トート(死)』をどう映画に登場させるか……。
気になります……。
まだ企画の段階なので、今からわくわくしても早すぎるのですが、良いニュースを再び聞くことができるように祈りたいと思います!!
今日は1か月ほど前に観劇した月組 エリザベートについて綴ります。
既に記憶が薄れつつあるのですが、これ以上観劇の感動を忘れないように記録に残すことにしました。
ミュージカル エリザベートはオーストリア=ハンガリー帝国の皇妃 エリザベートの人生をミュージカル化したものです。
宝塚歌劇では、トップスターという独自の制度?があるので、『トート(エリザベートにつきまとう死)』が主役になった、宝塚版のエリザベートが公演されています。
宝塚歌劇団ではこのエリザベートという作品の公演は今回で10回目となります。
かなりの人気演目で公演されるたびにチケットがとれないことで有名で、土日の東京宝塚劇場のチケットなんて絶対にとれないと思っていたのですが、プレイガイドの抽選があたり、無事観劇することができました。
そのうえ席がかなり前方の下手で、演者の熱量をひしひしと感じることができました。
舞台を観劇しての感想ですが、
花組のエリザベートがミュージカルらしいエリザベートだったとするのなら、月組のエリザベートは芝居のエリザベートでした。(といっても、宝塚歌劇団創立100周年以降に宝塚歌劇にはまったので、実際に客席からエリザベートを観たのは今回が初めて。)
ルキー二の劇中の言葉を借りるなら『エリザベートが生きた時代の連中』を月組は細かく丁寧に作り上げていたように感じます。
〇〇の男や〇〇の女のように名前がついていない役にもそれぞれの人物描写、考え、歴史が見えたように感じました。
個人的にぞっとしたのは第2幕第15場 エピローグ。
きよら羽龍ちゃんが演じる男の子が通行の男、通行の女に鳥が羽ばたいているとジェスチャーで伝える様子。
劇中で私が踊る時という歌で死であるトートがエリザベートに対して「かもめよ」と呼びかける部分があります。
史実として、エリザベート自作の詩にも、かもめが登場します。テレビ番組で知ったことですのでうろ覚えですが、自由をテーマにした詩だったような気がします。
このかもめがエリザベートにとって自由の象徴であり、ミュージカルエリザベートにとっては自由=死なので、男の子が通行人に伝えているジェスチャーによって、これからエリザベートに起きることを表しているのではないか……と。
この演技は今までの宝塚で上演されたエリザベートにあったシーンなのか、とても気になっています。
主なキャストについての感想ですが、トップスター 珠城 りょうさん演じるトートですが、思っていた以上に似合っていました!
ゆるくウェーブした金色の長い髪に青と緑のメッシュが入ったヘアスタイル、真っ白なお顔とかなり個性的なビジュアルでしたが、とても様になって新たなトート像を作り上げていたと思います。
今回の公演で退団した愛希れいかさんのエリザベートはエリザベートの負の部分をしっかり表現しながらも(自己愛が強く、人を信じられない)自立した進歩的な女性として好演していたと思います。
第1幕第11場で歌うわたしだけには圧巻でした。
感動しました。
ただ感動したという言葉につきます。
美弥るりかさんのフランツ(皇帝フランツ・ヨーゼフ1世)はエリザベートをとても愛している様子が伝わりました。
エリザベートが亡くなったとき、フランツが「わたしがシシー(エリザベートの愛称)をどれほど愛したか、そなたにはわかるまい」と嘆き、
「この世はどこまで余を苦しめれば気が済むのか」と泣き崩れたらしいと知っていたので
フランツの役作りがエリザベートをとても愛しているフランツだといいなと思っていました。
美弥さんのフランツがフランツのエリザベートへの愛がとても表現されたものだったので、嬉しかったです。
そして、心に刺さりました。
フランツ・ヨーゼフ1世については調べれば調べるほど興味深い人物だと思うので、ぜひその人生について記したものを読みたいと思っています。
エリザベートに出会い、恋に落ち、結婚を決める第1幕第11場の「好きだ」とエリザベートに語りかけるところに胸がときめきました。
身分違いでも、今後の生活がどんなに困難で不安があるものでも、あんな風に愛をささやかれたら誰でも結婚すると思います。
あの場面で胸をときめかせた女性はどれくらいるだろうか。(山ほどいる)
有名な鏡の間で、エリザベートが「陛下とともに歩んで参ります。」と告げたときの美弥さんの表情がとてもよかったです。
何とも言えない表情でした……。
フランツにとって母と妻の板挟みのなかで、苦渋の決断で母を選ばず妻を選んだというシーンなのですが、皇帝として育てた母を裏切っても、エリザベートの愛を選んだというシーンでこれから共に歩んでいく未来に期待している様子がわかり、この後の結末を知っている身からするととても切なかったです。
フランツ・ヨーゼフ1世が好きすぎて、ついつい長文になってしまいました。
まだ、月城かなとさんのルキーニ、そして千海華蘭さんのラウシャーについて綴りたいので、次回少しですが月組エリザベートの感想を綴ろうと思います。
長々とまとまりのない文章ですみませんでした。
読んでいただき、ありがとうございます♡
2018年を振り返って
2018年もあと20日ほど。
あっという間に、また1年が過ぎるなあ……。
ふと、こんな記事を書いていたことを思い出し、2018年を振り返ってみました。
全然、 仕事の目標を達成できていないことを愕然としました。
本当に何していたんだ、この1年間……。
2019年はキャリアアップを目指して、パソコンの資格と秘書検定をとりたいと思います。
(まず、秘書検定受験の申し込みをすることが目標かもしれない)
仕事の目標とは打って変わって、プライベートの目標(ミュージカル)はほぼ達成しました。
観に行きたい!!と考えていた5作品のうち以下の4作品を観劇することができました。
『1789』
『カンパニー/BADDY』
『THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald's last day~』
『エリザベート』
どれも見ごたえたっぷりで、観に行ってよかったなあと思うものばかりでした。
加えて、
『凱旋門/Gato Bonito!!』
『愛聖女 サントダムール』
も観劇することができました~。
まだ、感想を綴っていないものについてはぼちぼち綴っていきたいと思います。
ミュージカルや舞台はその時を逃せば、もう同じメンバーで見られないものばかりなので、観に行きたい!と思ったら観に行ったほうがいいというのが私の持論ですが、計画的にというか、強行突破で観に行っている感じが否めないので、反省しています。
来年は観劇する演目を吟味して、日常と観劇をバランスよく維持していきたいと思います。
趣味への散財のための節約は引き続き、目標として継続し、ライフワークバランスの【ワーク】をもう少し意識して、2019年は過ごしていきたいと思います。
同じく趣味の読書については、以前より多く本を読むことができました。
ただ、たくさん読めたか?新しい世界が広がったか?と聞かれると、微妙な感じです。
リーディングチャレンジをたてられなかったことが残念だったので、今年の年末までに2019年のリーディングチャレンジの目標100個を考えてみます!
2019年まであとわずか。
ゆったりとしつつも、あと20日でできることを一生懸命頑張りたいと思います。
2018年前半観劇感想③
社会人になってから、時が経つのが本当に速い、(皆さんいつ家事しているんだ……)と思うことが多いのですが、この12月は師走という名前の通り、さらに時間の速さを感じることになりそうです。
それでは、早速
2018年前半に観た宝塚歌劇団月組公演 ショー BADDYについて早速語りたいと思います!!!!
正直、
ショー『BADDY』の衝撃が強すぎて、1幕の劇 カンパニーの記憶が吹っ飛びました……。(カンパニーに備えて、原作も読んでいたのに感想が少ないのはBADDYのせい)
演出家の上田久美子先生の作品が好きで、演目が発表されてから絶対観に行きたいと思っていたのですが、想像の斜め上をいく作品でした。
ただ、ただ、衝撃的でした。
宝塚歌劇では珍しいストーリー仕立てのショーだったのですが、珍しいといっても『ノバ・ボサノバ』等があるので解説を読んだときはここまで衝撃を受けるとは思っていませんでした。
まず、演者のヴィジュアルがまるでアニメに出てきそうなくらいファンシー。
とにかくみて頂きたい。
魔法少女のような捜査官グッディ、ジェンダーフリーな長髪の怪盗スイートハート、重力に逆らった髪型のグッディの仕事仲間の眼鏡くんポッキー、そしてまさかの宇宙人。
主役の大悪党バッディが一番普通かもしれないです……。(女性がするにはかなりの短髪ですが)
そして、衣装も絶妙な加減でかわいい。
色彩が鮮やか。
どの衣装も素敵でとても目の保養でした♡(特にトップ娘役が演じるグッディのお衣装はかわいいものばかりでした。一番初めのもふもふのスカートがかわいかった。)
いつか、上田先生でクラシカルなショーの演出も見てみたいです。(どんなお衣装になるのか見てみたい)
そして何より印象に残ったのは、怒りのロケットとパレードでしょうか……。
ロケット(ラインダンス)は掛け声をかけつつ、いつも笑顔で行うものとイメージがありましたが、そのイメージを破り、怒りの表情で、思い、感情を叫び歌い続ける。
迫力がありました。
このようなラインダンスの在り方もあるのだな……、と目から鱗でした。
印象に残ったもう一つ、パレード。
宝塚歌劇では2幕の終わりにパレードがあります。
このパレードとは、あの宝塚といえば!!の大きな羽を背負って大階段から降りてくることです。
今回のショーではこの羽を天使の羽に見立てています。
(パレードはストーリーのなかで登場人物全員が爆発に巻き込まれて死んでしまい、天国に行ったあとという位置づけになっています。ここだけ読むと、かなりぶっ飛んだショーですよね……)
さすが、羽を背負うことにも理由を求めるのか上田先生と驚きました。
従来の宝塚のショーの構成は崩さず(銀橋を渡る中詰め、ラインダンス、デュエットダンス、パレード)、けれども宝塚らしくはない、なかなかの冒険作でした。
観劇後、友達とずっとBADDYについて語っていました。
衝撃的で中毒的なショーです。
上田久美子先生の初めてのショー作品ということでかなり楽しみにしていたのですが、想像以上に奇抜で驚きました。
上田久美子先生は今までミュージカルの脚本、演出をされていましたので、BADDYが初めて手がけたショー作品となります。上田先生のミュージカル作品はどれもストーリーに破綻がなく、最後に少し寂しい気持ちになります。ただ、その寂しさがとても美しくて宝塚らしいと思っていたので、ショーの奇抜さがかなり衝撃でした。
演者については、美弥るりかさんと月城かなとさんのキャラクターが特徴があって、観ていて面白かったです。
美弥るりかさんのスイートハートは中性的で、かなり色気を振りまいていました。
男性的な部分もありつつ、女性的。
絶妙なバランスの美弥さんにしかできないお役だと思いました。(ピンクのベルベットのスーツ?がよく似合っていました。)
月城かなとさんが演じたポッキーは終始とてもかわいくて好きでした。(誘拐されたときの助けを呼ぶ声、転んだり、叩かれたりしたあとのつい出てしまう声までかわいかった)
加えていえば、王女(早乙女わかばさん)と王子(暁千星さん)もかわいかった。
特に暁さんは平和な日常に退屈している様子がところどころで表現していて素敵でした。
そして、ダンスの名手の宇月颯さんが演じたクール。
どこの部分を切り取っても、ポージング、立ち姿がカッコいい。
これが宝塚の男役っていうものなんだなと思いました。
この作品で退団されてしまいましたが、最後にカッコいい男役の姿を見れて幸せでした。
月組は上級生から下級生まで、それぞれが思い思いに演技をしているので、ふと目に入った下級生の演技がとても面白かったりします。(ポッキーが褒められるシーンで、純粋に一緒に喜ぶ人、不貞腐れる人様々)
娘役だと、結愛かれんちゃんと妃純凛ちゃんの表情が素敵だなあと思いました。
気づけば長々と、私のただの備忘録を綴ってしまいました。すみません。
BADDYは上田久美子先生がに現在の社会を諷刺した作品でもあるのですが、何も考えずに観てもなかなか面白い作品でした。