2018年前半観劇感想②
かなり、お久しぶりになってしまいました。
もはや、2018年前半どころか、2019年が見えて来ています……。
2019年は今年より観劇を控えようかと思ったのですが、宝塚歌劇やミュージカルを観るのが生きがい、仕事を頑張るぞ!と思う力になっているので今年もアクティブに観劇します♡♡
来年のミュージカル初めは宝塚雪組のファントムになりそうです!!(本当に素敵で、トップコンビのお二人がとても歌がお上手なので今から観に行くのが楽しみです)
それでは、2018年前半の観劇感想の続きです。
前回は帝国劇場1789の観劇感想を記しましたので、今回は宝塚歌劇団 月組 『カンパニー/BADDY』について書きたいと思います!
まず宝塚歌劇は海外ミュージカルなどの一本もの(オリジナルだとポーの一族)とオリジナル劇とショーの二部構成で行われるものがあります。
今回は後者を観てきました。
劇『カンパニー』は新潮社で出版された伊吹有喜さんのカンパニーが原作になっております。
観劇前に読んだのですが、とても心があたたまる作品でした。
伊吹さんの言葉の選び方が素敵で
特に「王者の才能」という言葉について、説明するプリンシパル高野悠の言葉がぐっときました。
王者の才能。
以前バレーボールの選手で怪我で現役を引退した瀬川由衣は
本気で取り組んでも凡人には行き着けない領域があり、その領域へたどり着けるのは最後は生まれもっての才能
この才能が王者の才能だと言います。
この言葉に対して、高野悠は物語の終盤で生まれながらの身体能力とか適性も必要だが、
一日中、そればかり考えていても苦にならず、
何時間やってもまったく気にならないこと
夢中になれること、好きになれることが王者の才能と言います。
王者の才能について語る言葉がとても素敵なのでついつい考えさせられました。
それを持っている人がどれくらいいるのか。
スポーツ、芸術、学問……。
様々な分野で何かを為している人は皆王者の才能を持っているのかもしれないなあと思います。(ふと、幼少時の福原愛さんの言葉?エピソードを思い出しました)
読んだ後、心が暖まる素敵なお話ですのでおすすめです♡♡
舞台はカンパニーという作品を上演したというよりは、カンパニーという作品を下敷きに新たに物語を作りました!
というのが正しいかもしれません。
主人公 青柳さんの苦悩や葛藤があまり描かれておらず、もう少し本社からバレエ団に出向になったことに対する当初の感情やバレエ団で働くにしたがって変わる感情の変化があれば、カンパニーという作品の暖かみがもっと伝わるお話になったのではないかな、と思いました。
また1幕のみということもあり、信頼関係が築かれる描写が薄く、いつの間にか信頼し合っている!?というスピード感に戸惑いましたが、宝塚歌劇らしく、華やかで(バレエシーンは本当に幻想的でした)、それぞれの登場人物を演者が生き生きと演じていたと思います。
長くなってしまったので、ショー作品 BADDYについてはまた次回。
年が明けるまでにBADDYと、先月観劇したエリザベートの感想を綴りたいと思います!